Número seis

高校時代から一緒に勉強し、青春を共にしてきたミンジュ・ウォンタク・チャンギョン・ウンギョン・セジュン・セラの6人。通称‘ナンバーシックス’。久しぶりに全員が集合し、一緒にお酒を飲むことになった。そんな彼らには、親しい仲でも言えない“秘密”が存在する。お互いに自分の“秘密”を隠しながら接する6人は、果たして友情・愛情を大切に出来るのだろうか...?

ウォンタクへの想いを隠しきれないミンジュは、ウォンタクに一緒にいてほしいと伝えるが、拒否されてしまう。ウンギョンとセラとは一緒に過ごすのに何故、自分だけ拒否されるのかと納得のいかないミンジュ。ウォンタクへの想いは人一倍強いのに。そんなミンジュは「愛」はお金ではなく、気持ちで伝えるものだと悟るのだが...

ミンジュのもとに父親の督促状が届く。そんなミンジュを慰めようとするウォンタク。しかしミンジュは自身の置かれた状況に混乱し、ウォンタクの告白を断ってしまう。ミンジュはミンジュなりに、愛するウォンタクを巻き込みたくないという思いと、自らの道を歩んでほしいという思いからそのような決断に至ったのだった。そんな中、ウォンタクはセジュンの病院へと向かう。ミンジュとセジュンが病室に二人きりでいることを知ったウォンタクは、ミンジュへ疑念を抱き始めるが...

ウォンタクはチャンギョンのもとへと向かう。その時ドアの前で耳にしたのは、「ミンジュ」と名前を呼ぶチャンギョンの声だった。自分には頼らず、セジュンとチャンギョンには会うミンジュに対して、憎しみが大きくなるウォンタク。そんなウォンタクは、ミンジュのもとを訪れる。青春の絵を見て涙を流すウォンタクは、ミンジュにいつまで自分を苦しませるのかと伝える。状況を把握出来ないミンジュだが...

昔、ミンジュとセジュン、チャンギョンの三角関係について疑念を抱いていたウォンタク。そんなウォンタクは、「友達」という定義について分からないでいた。10年間、お互いに感じていた誤解を口にするウォンタクとミンジュだが、なかなか気持ちが晴れない二人。長年にわたるミンジュに対する誤解は、‘キズ’と化していた。一方、ウンギョンは夫チャンギョンが寝言を言っていることに気がつき、耳を傾けるのだが...

ミンジュのもとを訪れたセジュンは、ミンジュに指輪を渡そうと試みる。しかしそれを目撃したチャンギョンは、ミンジュに浮気をせずどちらかにしろと詰め寄る。その言葉に激怒したミンジュは、二人をビンタしてその場を去っていった。一方、ウォンタクは大事にしていたスケッチブックを見返す。昔、ミンジュが描いた絵を目の前に置いてピアノを弾き始める。そして同時に、ミンジュもその絵を眺めていた。