EPISODE 1
Episode 1
元動物行動学の准教授・藍野真伍(山崎育三郎)が所長を務める「あいの結婚相談所」。「成婚率100%!理想の相手が必ず見つかる!」がうたい文句だが、入会金は200万円。理想の相手と必ず結婚できるのなら200万円の価値もあるのだが…。
相談にやってきた会社社長の里子(小沢真珠)は「この世に100%なんてあるわけない!」と藍野所長にかみついている。とはいえ、藍野に「一生独身でいいんですか?」と言われ、里子は渋々200万円を支払い結婚相談所を後にする。
そんな「あいの結婚相談所」に一流証券会社の社員・横田(加藤晴彦)がやってきた。横田はビルの屋上から景色を眺めていたところを、結婚相談所アシスタントのシスター・エリザベス(高梨臨)は、飛び降りと勘違いし無理やり制止。そのとき渡された結婚相談所のチラシを見てやってきたらしい。実はイケメンの横田にシスターは早くも心奪われて…。
証券マンとしてハードな日々を過ごしてきた横田は、現在休暇中。藍野所長から結婚相手の条件を聞かれた横田は、「この先の人生を一緒に自然の中でゆったり過ごせる人」だという。
後日、藍野はシスターとともに横田をとある山中のロッジへと連れて行く。ここでお見合いかと思いきや、いるのはヤギだけ。藍野によると、ここはお相手の祖父が所有する山で、そのお相手の条件が一緒に草木を手入れしてくれる人だという。それだけを告げると藍野は横田の世話をシスターに任せ、自分はさっさと野鳥のコルリを探しに出かけてしまう。イケメンの横田と二人きりになり、ドキドキしながらも一緒に草刈りなどを始めるシスター。そんなシスターを横目に横田も喜んで労働に励む。
仕事が一区切りすると、藍野が現れ、ようやく横田をお相手の女性・瑞絵(市川由衣)に会わせるという。が、それもパソコン動画を通じての会話のみ。藍野は、「恋愛感情を出来るだけ排除することが成婚への近道」と、直接会うのは婚約が成立してから、と決めているという。
そのパソコンでの初対面でいい雰囲気になった横田と瑞絵。その日、再びパソコンで会話を始めた横田は、早くも瑞絵にプロポーズする。さすがに瑞絵は戸惑っていたようだが、藍野はそんなプロポーズに何か裏があると直感。事務所のメンバーに横田の周辺を調べるよう指示する。
翌日もシスターと元気に作業をする横田。その姿におかしな様子は見られないが、横田の意外な真実が明らかになっていく。そして、その後、なぜか横田からプロポーズを取り消したいという言葉が…。ついに「あいの結婚相談所」の成婚率100%の伝説は崩壊してしまうのか!?