シーズン1、エピソード6: 「スウィートブライダル」に石森和也(吉田晃太郎)と吉木真由子(大路恵美)のカップルが相談にやって来た。裕福そうな似合いの二人である。相談が終わって真由子は加奈子(飯島直子)とトオル(ユースケ・サンタマリア)を呼び止めた。「中川静江」という女性を探して、式に出席させてくれと言う。静江は、真由子の産みの母で、真由子が10歳の時、家を出たのだった。 トオルと加奈子は、拓(神木隆之介)を連れて静江(いしだあゆみ)のもとへ向かった。静江は畑の中で野良仕事の最中だった。だが、「真由子って誰?」と、ボケが入っているようだ。二人は社に戻り、真由子にそのことを報告した。真由子は、静江の出席を諦め、肩を落として帰って行った。 が、その時、窓の外に静江が現れた。静江は、娘に対面するのが気後れして、ボケたふりをしていたのだが、娘の姿を一目見に来たのだった。 そんな頃、拓は、バレエスタジオを外から覗いていた。三島はるか(塚本璃子)という4年生の女の子が気になってならないのだ。 トオルが出勤すると、静江がいる。「ドレスを縫うのを手伝わせろ。真由子には絶対言うな」と迫る。真由子の晴れ姿を陰から支えたいのだ。 拓はまたバレエスタジオを覗き見に行った。チュチュ姿のはるかが話しかけてきた。「私のことが好きなの?」とはるかは微笑む。拓は圧倒されるのだった。拓とはるかのデートの日。二人の後を、加奈子とトオルがつけている。「色気づいてる」「あばずれだ」と加奈子は手厳しい。公園のベンチに腰掛け、楽しそうに話す二人を見て、居ても立ってもいられない。とうとう、正面のベンチでいちゃつくカップルを怒鳴りつけてしまう。拓は、はるかの手を引いて逃げ出してしまった。 真由子が、「式の時、このネックレスを着けたい」と、真珠の首飾りを持って来た。静江が「お嫁に行く時着けて」と、くれたものだ。加奈子は、「お母さんはボケてなんかいない」と白状してしまう。真由子は、静江の前に現れた。が、静江は「今更捨てた娘の顔なんか見たくない」と、心と裏腹に真由子を突き放す。真由子はショックでその場を飛び出してしまう・・。
