アロイス
棺の中に収められた父親の遺体を黙々と撮影する男。探偵のアロイスは、盗撮した大量のテープを眺め続ける孤独な毎日を送っていた。ある日、バスで居眠りしてしまったアロイスは、カメラとテープを何者かに持ち去られてしまう。やがて謎の女から電話がかかってきて、テープを返す代わりに、日本の精神科医が発明したという「テレフォンウォーキング」に彼を誘う。アロイスは電話の音を繰り返し聞くうちに、現実と妄想の区別がつかなくなっていく。
出演 ゲオルク・フリードリヒ、チルダ・フォン・オーヴァーベック、カミル・クレチチ
監督 トビアス・ノエル