秦基博「イカロス」からインスピレーションを受けた喪失と再生を描く物語を3人の映画監督の完全オリジナル脚本によって映画化。秦基博の出身地でもある横浜を舞台に、様々な形の喪失と再生を描く。「トイレのハナコ」（脚本・監督：児山隆）季美は、ありきたりだが重大な思春期の悩みに押しつぶされそうになっていた。そんな日常から逃げ出すようにたどり着いた横浜の街で家出少女ハナコと出会う―。「豚知気人生」（脚本・監督：枝優花）自由奔放、常に家族を振りまわした挙句、突然死んだ父。父を恨みながら、学校をサボり続ける息子・ツキ。そんなある日、プレゼントされた豚のぬいぐるみに、父が転生してきて...「十年と永遠」（脚本・監督：中川龍太郎）数学教師の純葉に淡い恋心を寄せる生徒中里。しかし純葉の心には十年前に亡くなった恋人の存在があった。中里の存在によって純葉の心は動き出すのか…？