時は60年代後期の“フリー・ラブ”という言葉が流行になる少し前、売れない女優のジャクリーン・スザンはいつか必ずスターに登りつめたいと夢みていたが、現実とはまったくかけ離れていた。しかし夫であり、彼女の才能を信じて疑わないアーヴィングのすすめで、当時の人々が口をあんぐり開ける程の赤裸々でスキャンダラスな小説「人形の谷」を発表。本は出版界の歴史をひっくり返すベスト・セラーに輝く。ついにジャクリーンは時代を代表するポップな有名人のひとりとなったが、彼女に残された時間はあとわずかだった…。実話に基づくストーリーを、歌手、女優として類まれなる才能を発揮し続けるベット・ミドラーが、度肝を抜くような感性、大胆なユーモアで熱演。