カンパニュラの少女
中学2年生の矢野梓は、祖母・矢野蛍と2人で静かな暮らしをしている。ある日、梓は蛍のタンスからウエディングベールを見つける。毎日学校帰りに、花屋の前に座っている謎の少女を盗撮している梓だが、ベールの発見以降少女と放課後の時間を共に過ごす仲になっていく。『この花ね、昔、子供が中に蛍を閉じ込めて家に持って帰ったんだって』。梓は少女に「ほたる」と呼び名をつけ、ファインダーを覗きながらベールを頭に被る彼女の後を追いかける。 第33回(2022)東京学生映画 実写長編部門 入選作品 審査員特別賞(三宅&希妃賞)受賞作品