セント・アイブス
レイ・セント・アイブス(チャールズ・ブロンソン)は長かった新聞記者生活の足を洗って小説家に転向したものの、一向に芽が出ずいささか焦り気味だった。そんなところへ、彼の弁護士マイロン・グリーンからちょいとした金もうけ話が持ち込まれた。ホルムビー・ヒルズに住む富豪アブナー・プロケイン(ジョン・ハウスマン)が、金庫にしまってあった元帳を盗まれたのだが、現金10万ドルを用意すればそれを返すといってきた犯人が、その金の持参人になぜかセント・アイブスを指定してきたというのだ。仲介料1万ドルときいて引き受けた彼は、指定の場所にいったが、そこには死体がころがっているだけだった。そこへたまたま白バイ警官のフラン(バー・デ・ベニングス)、ロサンゼルス警察のデール刑事とオラーが馳けつけ、セント・アイブスは逮捕された。しかし、その死体が前科者ジャック・ボイキンズであることが判明するとすぐ釈放された。ホテルに帰ったセント・アイブスは、すぐプロケインに連絡をとったが、ほどなくホテルに現われたのはジャネット・ホイッスラー(ジャクリーン・ビセット)だった。このあと行きつけのレストラン・バー、コールでセント・アイブスは、経営者のヘッシュから、死んだジャック・ボイキンズがこの店へカミンズとやってきて内密の話をかわしていたことを教えられ、親友セイモアに頼んでプロケインの正体を調査してもらうことにした。
出演 チャールズ・ブロンソン、ジョン・ハウスマン、ジャクリーン・ビセット
監督 J・リー・トンプソン