前科者 縄張荒し
昭和初期、「爆弾の松」の異名をもつ岩木松吉が10年の刑を終えて出所した。松吉は知り合った右翼運動家の南大作を連れて、昔の仲間である中井組の中井光男を頼って横須賀にやってきた。しかし、売春飲み屋を仕切っていたはずの中井は殺され、組は解散、中井の妹の多恵子だけが料理屋の女中としてその日暮らしを送っていた。中井のシマは島中組が仕切り、背後には海軍機関の赤心会が仲立ちして仕切っていた。軍人や御用やくざだけが羽振りをきかす横須賀に怒りを感じた松吉は、もう一度ここで男をあげようと立ち上がる…。(C)東映