ビッグ・ボーイ
日本生まれのフィリピン人新進女性監督、シリーン・セノの長編初監督作品。 フィリピンがアメリカから独立、新しい共和国となった時代。 毎朝、父と母は、幼いフリオに、体の成長を促す薬だと言って、混合飲料を飲ませた。足を引っ張って伸ばそうとし、日中は炎天下のなか外に立たせた。彼はとても大きくなり、両親は、この手作りの混合飲料の宣伝にフリオを使い始めた。 戦争や植民地化だけでなく、「成長」への神話による、国家、男性、男の子という観念への暴力を、ある家族を通して描く。
出演 Ian Lomongo、Pam Miras、John Evangelista
監督 Shireen Seno