世界名作童話 おやゆび姫

あるところに、心優しいおばさんが一人で暮らしていました。可愛い子供がほしいと願っていたおばさんが女神様から渡された一粒の種からチューリップが生えて、花の中には親指ほどの大きさの女の子が座っていました。その大きさからおやゆび姫と呼ばれました。おやゆび姫は毎日が幸せ。黄金虫のブンブーという友達もできました。姫はブンブーの背中に乗ってチューリップの花園へ出かけ、そこで妖精の王子に出会いました。王子と姫は楽しく過ごした後、翌日の再会を約束して別れました。だが、その夜沼に住んでいる蛙の夫婦がおやゆび姫を目にして、息子・ゲコオの嫁にしようと寝ている姫を運び出しました。ところが、ゲコオはそんな姫を不憫に思いそっと逃がしてやるのでした。おやゆび姫の長い旅の始まりです。無事に王子と出会うことができるでしょうか?