前科おんな殺し節
父親を殺害された羽鳥マキは、父の仇である新興やくざ大場興業会長・大場にナイフで切りかかるが失敗、殺人未遂傷害罪で刑務所へ送られる。雑居房には、強姦・恐喝・暴行傷害の芦田かおる、学生運動に巻き込まれ交番やパトカーを爆破した中川雪江、スピード違反で白バイ警官二人に重傷を負わせた木村夏子、そして賭場で男を刺した女博徒・谷政代がいた。最初は他の女囚と口もきかず反感を持たれるマキだったが、政代に挑まれた決闘でその根性が認められ仲間に。やがて女囚たちはマキの復讐の話に聞き入るが、ひとり政代の顔色だけが変わった。政代はマキの復讐の相手・大場の情婦だったのだ。それから数年後、出所したマキを待っていたのは、同じ房にいた女囚たちだった。マキの復讐を手伝うという彼女たちは、武器と金を調達すると、標的・大場にジリジリと近づいていく。だがそんなマキたちの前に、出所して大場の情婦に戻った政代が現れた…。(C)東映