<どうにも許せぬ奴がいる! 音と匂いでかぎわけて、アッと唸らす逆手斬り!> 常州下倉の郡代所の牢内で、市は無実の罪で死刑を宣せられたやくざの島蔵から頼まれごとを仰せつかった。身の証をしてくれる兄弟分の黒馬の仙八か親分の荒磯の重兵ヱを訪ね、併せて銚子宿にいる女房と娘に安否を伝えてくれと言うのだ・・・。本作と同じ65年に「兵隊やくざ」シリーズが始まり、「座頭市」「悪名」と合わせて3本の人気シリーズを抱え、名実共に大映のドル箱スターとなった勝新太郎がノリにノッたところを見せるシリーズ第11作。 ※本作品には一部、不適切な表現がございますが、作品の歴史的価値を考慮してそのまま収録しております。また、現存する最良の原版を使用しておりますが、製作から長い年月を経ておりますので、一部お見苦しい箇所もございます。予めご了承下さい。