怪奇蒐集者 斬月鬼談 城谷歩怪談控 巻ノ九

記憶の底に封印した悪夢が月明りと共に蘇る、夜陰に紛れ蠢く「魔」を描く３話の怪異譚！不動産業者が語った事故物件の見分体験。幽霊など信じていないという彼が語ったその内容は…「暗い部屋」。クラスメイトと目撃した異様に大きく赤い月。改めてじっくり観察しようと街灯りを避け路地裏に入ったところ…「赤い月夜と女の子」。執拗に自宅へやってくるストーカーの男。その日も用心のために固く玄関の戸を閉ざしておいたはずだったが…「黒鬼」を収録。