プロ棋士テソクは兄の頼みで一度だけ、危険な賭け碁の世界に足を踏み入れるが、賭けの元締めサルスの一団に兄を殺され、自身も殺人の罪を着せられる。サルスへの復讐を誓ったテソクは、服役中に囲碁の腕を磨き、別人のように体を鍛え上げていた。そして謎の囚人から“ジーザス”と呼ばれる凄腕の棋士の存在を知らされる。数年後出所したテスクは、ジーザスと彼のかつての盟友であり賭け碁の小細工の名人モクス、そして兄の元仕事仲間コンスらとチームを組み、それぞれの復讐のために、サルスとの命懸けの賭け碁の勝負に挑む。一度は人生を諦めた男たちに大逆転をもたらす“神の一手”は存在するのか――。
