蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza

父・千早翔像は生きていた――。 「霧の生徒会」会長・大戦艦ヒエイとの戦いの最中、 霧の艦隊・総旗艦代理を名乗る超戦艦ムサシのメンタルモデルと共に 姿を現し、世界に向けて降伏勧告を行った、父。 イ401の艦長・千早群像は、霧による海洋封鎖の「理由」を 問い質すために霧の総旗艦・ヤマトを求める航路に 父との再会という新たな目的を重ね、北極海へ向かう。 一方イオナは、補給に立ち寄ったウラジオストックで 自らの出自を告げられる。 メンタルモデルとして成長し「未来」に思いを馳せ始めたイオナを、 「過去」が苦しめる―― 総旗艦代理・ムサシの命を受け、イ401の北極海進出を阻まんと 立ちふさがる「霧の生徒会」。 大戦艦ヒエイとミョウコウ型重巡洋艦4隻が率いる大艦隊による 封鎖線を突破し、ムサシと翔像の待つ北極海へ辿り着くことはできるのか? 封鎖線の先に、群像とイオナを待ち受けているものは何か――