集団左遷
バブル絶頂期に急成長し、バブル崩壊後、大量の売れ残り物件と余剰人員を抱え経営難に陥った太陽不動産では、副社長の横山の提案で大胆なリストラ計画が実行された。“首都圏特販部”という新規事業部を創設、そこに余剰人員50人を送り込み、達成不可能な販売目標を課して人員の削減を図るというものである。いったんは退職を考えた篠田は本来の仕事に目覚め滝川たちと攻勢に転じるが、宣伝予算・営業予算ゼロ、おまけに横山とその一派の執拗な嫌がらせに合ったりと業績は一向に上がらない。だが、滝川の元恋人・原俊子に書いてもらった記事により“左遷集団”として世間の注目を浴びる事となった特販部は活気づいていくのだが…。
出演
柴田恭兵、中村敦夫、津川雅彦
監督
梶間俊一