座頭市物語
<いつ抜いたか、いつ斬ったか、 つば鳴りと共に真ッ二ツ!> 下総飯岡の貸元助五郎の所へ草鞋を脱いだ異風なやくざは、坊主頭で盲目で、人呼んで座頭市。ツボ振りでも居合い抜きでも目明きの及ばぬ市の腕を見込んだ助五郎は、彼を客分扱いで、乾分蓼吉を世話に付ける・・・。子母沢寛の随筆集「ふところ手帖」に出てくる盲目の居合斬りの名手、座頭の市を主人公に、犬塚稔が実に見事な脚本を書き下ろし、監督の三隅研次が絶妙の演出手腕を見せる、シリーズ記念すべき第1作。 ※本作品には一部、不適切な表現がございますが、作品の歴史的価値を考慮してそのまま収録しております。また、現存する最良の原版を使用しておりますが、製作から長い年月を経ておりますので、一部お見苦しい箇所もございます。予めご了承下さい。
出演
勝新太郎、万里昌代、島田竜三
監督
三隅研次