ターナー、光に愛を求めて
19世紀、イギリス。27歳の若さでロイヤル・アカデミー正会員の名声を得た、天才画家ターナーは、年老いても尚、名画創作に没頭する日々を送っていた。だがそんなある日、彼の一番の理解者にして、助手としても支えていた最愛の父が、病に倒れ帰らぬ人となってしまう。悲しみから逃れる為に訪れた娼館で、娼婦をスケッチしながら突然号泣するターナー。その後は絵を描いても、家政婦を抱いても、彼の心は満たされない。そんな日々を変えるべく、以前訪れたマーゲイトの宿に再び宿泊したターナーは、そこで未亡人となった宿夫人・ソフィアと再会し、彼女の明るく優しい人柄に心慰められていく。やがて彼女と親密な仲となったターナーは名画創作の意欲を取り戻していくが、彼の並はずれた才能は時代の先を行き過ぎ、評価が真っ二つに分かれるようになっていく…。
出演 マーク・スタンリー、ティモシー・スポール、ドロシー・アトキンソン
監督 マイク・リー