暴力脱獄
酔ってパーキング・メーターを壊し、2年の懲役刑を受けたルーク。いつでも不敵に笑いながら意志を貫き通す彼は、囚人仲間から”クール・ハンド・ルーク”と呼ばれ、人望を集めていく。だが同時に看守たちから目をつけられた彼は、半殺しの目に遭いながら幾度となく脱獄を繰り返す。社会派監督スチュアート・ローゼンバーグのリアリスティックな演出が光る傑作。賭けで50個のゆで卵を食べるシーンや、母の死を悲しみバンジョーをつまびく姿など、演じるポール・ニューマンの魅力が最大限に引き出されている。ルークの魅力に引かれていく刑務所仲間を好演したジョージ・ケネディは、アカデミー賞助演男優賞を受賞。
出演 ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、J・D・キャノン
監督 スチュアート・ローゼンバーグ