フィフス・エステート:世界から狙われた男
ベネディクト・カンバーバッジ主演。告発者の秘密を守り、数々の機密隠蔽事項を公開していった内部告発サイト“ウィキリークス”、その創設者であるジュリアン・アサンジとは? 2007年、創設間もないウィキリークスに興味を持ったプログラマーのダニエル・ベルクはアサンジと連絡をとり出会う。アサンジと彼のカリスマ的な魅力に囚われたダニエルは、告発者が匿名で情報をリークすることができるこのオンライン・プラットフォームをより強固なものにする為、情報収集および宣伝活動などアサンジと共に昼夜を問わず活動していく。彼らは大手銀行の不正をはじめ、様々な内部告発を公開して世界中のメディアと人々を巻き込みながらその影響力を拡大していく。そして、2010年イラクでの戦時中にヘリコプターから米兵士が民間人を銃撃した様子を撮影した映像「コラテラル・マーダー」の公開で一躍名を上げる。彼らは、国家の脅威としてアメリカのペンタゴンから追われるようになるが、アサンジは隠された情報を暴こうとするのをやめない。英国「ガーディアン」米国「ニューヨークタイムズ」などと提携し一流メディアをも超えようとするアサンジは、より危険な多くの情報を暴露しようと計画するが、その姿勢にダニエルは疑問を覚えるようになる。秘密を保持するために犠牲になるもの、秘密を暴露することで犠牲になるものとは何か。現代社会が抱える大きな問題を定義する葛藤の中でアサンジとダニエルは対立を深めていく・・・。謎に包まれた“ウィキリークス”を創った男、アサンジは、英雄なのか?反逆者なのか?そしてアサンジは人々に問いかける、真実とは何かを。
出演 べネディクト・カンバーバッチ、ダニエル・ブリュール、ダン・スティーヴンス
監督 ビル・コンドン