Y・O・U やまびこ音楽同好会

河野勇作(桐谷健太)は売れないロック歌手。大阪のライブハウスで歌い続けているが観客は増えず、かさむのは借金ばかり。そんな折、友人の今野優作(鈴木亮平)から自分の代わりに、京都の田舎町で高校の代理教師になって欲しいと頼まれる。勇作は借金の取り立てから逃げられることもあり、名前を“今野優作”と偽り、赴任先の天橋立高校に向かう。偽教師だとは知るよしもない校長・杉浦(桂ざこば)に迎えられた優作は、産休に入る教師・中山香奈(中村ゆり)の代理として3年1組の担任に。教師生活を始めた優作の気がかりは、覇気のない校内の雰囲気だった。無難に生きることだけを考え、退屈そうにただ日々を過ごす生徒たちに危機感を募らせた優作は、全国の中学・高校の軽音楽部が参加するクラブコンテストに出場させようと決意。猛反対する杉浦やPTA会長・野崎(山村紅葉)を説き伏せ、バンドのメンバー集めに奔走する。