エリザベスが注力してきた気候移民条約がついに形になり、国務長官辞任の発表と大統領選挙への出馬宣言の時が目前に迫っていた。署名の準備のため国連大使のハリマンがジュネーブ入りするが、国連安全保障理事会を標的とした民族主義組織のテロが起きたため条約参加国は二の足を踏む。マイクBの指示でマッコード家の子供たちを調査したブレイクは、スティーヴィの恋愛遍歴について指摘したことで彼女と気まずくなる。
第2次世界大戦中にフィリピンで行方不明になった米国兵士の遺体が発見されるが、本国送還がなかなか実現せずダルトン政権に批判が集まる。国防総省に代わってエリザベスが交渉を任されるも、彼女に遺恨を持つアンドラダ大統領は反発し軍事援助を交換条件に持ち出す。ヘンリーとスティーヴィは政権に不満を持つレストラン店主に出入り禁止を言い渡される。アリソンは若者に支持される議員候補者の選挙キャンペーンを手伝う。
気候移民条約への署名を求めるシンポジウムが数日後に迫る中、ポーランドのデムコ大統領が移民受け入れを拒否すると宣言して条約成立が危ぶまれる。エリザベスは彼を説得するために旧友であるポーランド人活動家のレナに協力を求めるが、彼女の暗殺未遂事件をきっかけに事態はNATO同盟国同士の対立に発展する。アリソンがエリザベスの政敵の息子とデートしていることが発覚し、マッコード家は騒然となる。
エリザベスの選挙運動チームがいよいよ始動し、正式な出馬宣言のための準備が進められていた。そんな中、CIA時代にエリザベスがダルトンと不倫していたという攻撃記事が出ることになり関係者やマッコード家に動揺が広がる。チームを率いる立場のマイクBとジェイは何かにつけて主導権争いを繰り広げる。ロヒンギャへの攻撃を続けるミャンマー軍部を人道に対する罪で裁くため、エリザベスは国際刑事法廷の設置を目指す。
ジャンニ・ヴェルサーチ殺害により、マイアミビーチは世界中の注目を浴びる。