ネスター・カーボネル

今回の対象者、マシュー･リードは、ある人物が原因で高校時代のガールフレンドが死んだと信じており、その人物を殺そうとしている。リースとショウは、リードを監視するため同級生になりすまし、最も危険な場所、高校の同窓会に潜入する。一方フィンチとファスコは、ヴィジランスが仕掛けてきた攻撃の背後にどんな動機があるのかを探るため、ワシントンD.C.へ向かう。

朝、ある建物の中でチャン博士が「ダーマ･オリエンテーション･フィルム2」の撮影を進めていると、作業員らしき男が駆け込んできてオーキッド基地で問題が起きたと知らせる。現場に駆けつけると、削っていた岩の奥に何かがあるらしいと分かる。博士は“破ってはいけないルールがある。何もするな”と言うが…。

海岸のキャンプへ戻ったサイード、ケイト、ジャック、ジュリエットの4人。しかしジュリエットの姿を見たソーヤーは不快感をあらわにし、仲間たちも彼女を強く警戒する。そんな中クレアが突然倒れてしまい、ジュリエットは自分なら彼女を助けられるとジャックに申し出る。フラッシュバックでは、ジュリエットがこの島に到着した日の様子と、ベンとの関係が明らかになる。

“他のもの”と行動を共にしていたロックが突然海岸に現れ、ソーヤーを脅してジャングルに連れ出す。ベンから父親との確執を指摘され、彼を殺すよう仕向けられたロックは、自分とソーヤーの間に存在するある共通点を知る。新たに明らかになったオーシャニック航空815便の墜落に関する驚くべき事実。しかしジュリエットをかばうジャックは仲間たちの信頼を失い、その事実を知らされていなかった。

“他のもの”の中に馴染んでいるジャックを見て大きなショックを受けるケイト。自分を助けに来たケイトに対し、ジャックは故郷に帰ることになったと告げる。その頃ロックは島を脱出する手段が潜水艦だと知り、単独である行動に出る。ロックがこの島にとって重要だと悟ったベンは、ロックから足の自由を奪い、車椅子の生活に陥れた過去の事件に関与する驚愕の事実を明かす。

監禁されているケイトとソーヤーを解放することを条件に、ベンの依頼を引き受けるジャック。しかし手術が始まると、ジャックは思わぬ行動に出る。檻から脱出したケイトとソーヤーの前には、新たな試練が待ち受ける。ベンの手術に関してジュリエットがジャックに持ちかけた取引が“他のもの”に発覚し、さらにジュリエットがこの島へやって来た経緯も明らかになる。