ネスター・カーボネル

今回の対象者、マシュー･リードは、ある人物が原因で高校時代のガールフレンドが死んだと信じており、その人物を殺そうとしている。リースとショウは、リードを監視するため同級生になりすまし、最も危険な場所、高校の同窓会に潜入する。一方フィンチとファスコは、ヴィジランスが仕掛けてきた攻撃の背後にどんな動機があるのかを探るため、ワシントンD.C.へ向かう。

1800年代、島にはジェイコブと彼の敵がいた。近づくブラック･ロック号を呼び寄せたのはジェイコブだとその敵は言い、いつか抜け穴を見つけて殺したいと言って去る。幼少時のケイトやソーヤーのもとにジェイコブは現れていた。さらにサイードの愛する女性ナディアが殺される現場や、ジンとサンの結婚式にも彼は姿を現し、それぞれの手に触れていた。

朝、ある建物の中でチャン博士が「ダーマ･オリエンテーション･フィルム2」の撮影を進めていると、作業員らしき男が駆け込んできてオーキッド基地で問題が起きたと知らせる。現場に駆けつけると、削っていた岩の奥に何かがあるらしいと分かる。博士は“破ってはいけないルールがある。何もするな”と言うが…。

サイードに攻撃され気を失っていたジンはフィルの無線で目を覚まし、撃たれている少年ベンを発見。すぐバラックに連れ帰る。サイードを逃がした者が内部にいると判明するが、バラックは火事の後始末やサイードの捜索で混乱していた。ソーヤーはジャックたちが余計なことを言わないよう、ケイトとハーリーも一緒に家に集めてマイルズに見張らせる。

若い頃のベンがルソーからアレックスを奪った時のことが描かれる。ウィドモアはベンにルソーを殺すよう命じるが、赤ん坊に気づいたベンは赤ん坊を取り上げルソーを殺さずに戻ったのだった。島に戻る前、ベンはウィドモアに復讐するため、ロスのヨットハーバーでデズモンドを撃ち、ペネロピを殺そうとする。だが彼女の幼い息子を見て…。

海岸のキャンプへ戻ったサイード、ケイト、ジャック、ジュリエットの4人。しかしジュリエットの姿を見たソーヤーは不快感をあらわにし、仲間たちも彼女を強く警戒する。そんな中クレアが突然倒れてしまい、ジュリエットは自分なら彼女を助けられるとジャックに申し出る。フラッシュバックでは、ジュリエットがこの島に到着した日の様子と、ベンとの関係が明らかになる。