ホームズとワトソンはある数学者の殺人事件を捜査する。彼の部屋の壁には超難解な数式がびっしり書き込まれていた。その数式がすべての謎を解決する鍵となるのか。
女性の下着を口に詰められた全裸の男性の死体が発見された。彼はリチャード・シラーというライターで、現場となった家に下宿をしており、大家のアナベルのティーンエイジャーの娘が、事件当夜から行方をくらましていた。その後の捜査でシラーは、その殺され方とは裏腹に周囲の人間からの評判がいいことが分かった。やがて行方をくらましていたアナベルの娘が見つかり事件は意外な方向へと進み始める。
国務省の友人トニーに、たとえテロの黒幕である疑いがあっても外交特権のあるベレンコには手が出せないと言われたオーギー。一方、アニーはケイトリンがイスタンブールで何者かに会う予定だったと知り現地へ飛ぶ。イスタンブールに現れたのは元ロシア連邦保安庁のクラズニーと武器商人のカバーニだった。アニーがカバーニに銃を突きつけ情報を聞き出そうとした瞬間、エイアルが現れる。モサドもカバーニを捜していたのだった。
トニーの死因に疑問を持つオーギーは、殺したのはベレンコだと主張。自分のかつてのチームメンバーをベレンコが1人ずつ殺しているとアニーに話す。だとすると次に狙われるのはただ1人の生き残りであるオーギーだ。トニーの家に侵入したアニーはウォッカの瓶に合成テトロドトキシンの痕跡を発見。その毒を作った人物に会うべくドイツにあるKLFケミカル社へ向かう。するとそこにはイスタンブールで遭遇した謎の女がいた。
ロシアの諜報員オルガは敵ではなく、味方だったことが判明。彼女はベレンコを仕留めようと単独で動いていたのだ。アニーはオルガと協力してベレンコを追うことにする。そんな中、オーギーがベレンコの手下に拉致されたとの連絡が入る。ベレンコを仕留めるつもりだったアニーたちは急遽作戦を変更。彼を生け捕りにし、拉致について尋問することに。ベレンコに近づくため、彼が会う予定の男シュマーを味方に付けようと画策する。