カール・ウェザース

フードをかぶった男が、パトロール中のパトカーに向けて発砲し、ローマンが重傷を負い、バージェスは、銃撃犯を追いかける。束の間、犯人を見失ったバージェスだったが、銀色に光るものを手にした人物が現れ、彼に向けて発砲する。しかし、現場で凶器の銃は見つからない。銃撃犯は17歳の優等生であることがわかり、しかも、バージェスに撃たれたことで生涯歩けない体になってしまう。警官が、丸腰の十代の黒人少年を撃った事件ということで、世間では批判が高まる。ボイトを刑務所送りにした州検事補のピーター･ストーンが、州検事マーク･ジェフリーズの指揮の下、バージェスを弁護することになる。ストーンのチームは、少年を起訴し、バージェスの汚名を注ぐために十分な証拠集めに奔走する。しかし注目を浴びる事件ということで、検察チームは、細心の注意を払うことを余儀なくされる。

銀行強盗が発生した現場に急行した特捜チームは、現場の指揮を執ろうとする強盗殺人課刑事のヘイリー･アプトンと出くわし、ボイトと揉める。その後、強盗事件が続発するに及んで、リンジーは、感情に押し流されて物事を判断し、犯人の意外な正体を知ることになる。一方、署では、事件の捜査をしていたアプトンが、プラットを見かけ驚く。プラットは、彼女の過去と特別なつながりのある人物だったのだ。

リンジーは、娘を殺され悲しみに沈んでいる父親が、犯人への復讐を計画しているという情報を得る。オリンスキーは、殺し屋のふりをしておとり捜査をする。ギャング対策課による捜査では、証拠不十分で、ギャング･メンバーである当初の容疑者を逮捕できず、特捜班が、事件の捜査を再開することになる。一方、ルゼックは、潜入捜査の任務が終わって戻って来るが、ボイトは、彼にパトロール任務を命じる。

はしご隊とレスキュー隊は、シカゴ市全市を挙げて救助に当たる現場に出動する。古く、劣悪な環境の倉庫は、またたく間に炎に包まれ、何も知らない人々は、多くが犠牲になる。さらに現場の倉庫にシカゴ警察の警官の家族がいることが分かり、悲惨な状況は身近なものとなる。救出された被害者たちは皆、重傷を負っており、シカゴ医療センターの医師と看護師たちは大勢の患者への対応に追われる。一方、鎮火後、倉庫のオーナーが捜査に協力すると名乗り出るが、事態は突如、思いがけない方向へ動き出す。

ケイシーは急ぎ対処を迫られる事態にスーザン･ウェラーの協力を仰ぐ。セブライドは金持ちで派手な生活をしているトラビス･ブレナーから贅沢な旅に誘われる。そして、ステラはトンネルでの火災現場から助け出した持病を持つホームレスの少年を救うため、ありとあらゆる手段を取る。一方、オーチスとハーマンは減ってしまったモリーズの客を増やすための策について話し合う。