ジュリアン・ブリーチ

1889年イーストロンドン。ホワイトチャペル教区で起きた“切り裂きジャック事件”は収束し、犯行現場では、恐いもの見たさの客を相手に、見学ツアーが行われていた。しかし、ある日の見学ツアー中、無惨にも、顔や喉を切り刻まれた女性の死体が見つかり、ジャックの再犯か? と大騒ぎになる。

ドロシー･ゲイル (アドリア･アルホナ) は母親に会いに行った際に竜巻に飲まれると、謎めいた世界へと飛ばされてしまう。そこは魔法使いと呼ばれる男 (ヴィンセント･ドノフリオ) が全権を握る王国。しかし彼は、魔法を禁じたことで魔女たちの怒りを買っただけでなく、謎めいた力がもたらす破滅への対処を迫られていた。家へ帰る方法を模索するドロシーは、道中、全身に傷を負い、記憶を失った兵士 (オリヴァー･ジャクソン=コーエン) に出会う。

故郷であるカンザスへ帰る方法を模索するドロシーは、旅路でさらに謎めいた女 (フィオナ･ショウ) から親友 (ジョーダン･ロックラン) を救い出そうとする青年 (ゲラン･ハウエル) とも出会う。一方エメラルドの都では、グリンダ (ジョエリー･リチャードソン) と西の魔女 (アナ･ウラル) が、命を落とした姉妹の1人 (ゲスト出演：フローレンス･カサンバ) の弔いのために再会を果たす。その頃魔法使いは、空から落ちてきた者がオズを脅かすことになるとして、その発見をエイモン (ミド･ハマダ) に託すのだった。

エヴ王国に到着した魔法使いは武器を巡る交渉に難航し、ラングイディアと一触即発のにらみ合いに。ドロシーとルーカスは敵対する関係になる。一方、ジャックは大変な結果を招きかねない決断を下す。チップと西の魔女は絆を深め、自分たちの戦いに挑むのだった。

チップと西の魔女は復讐を求めてエメラルドの都に到着。ドロシーはオズを救うと心に誓い、魔法使いと対峙することに。一方、グリンダは迫り来る永遠の獣の脅威に対抗すべく、魔法の力と共に戦地に現れる。