目を覚ましたジャック、ケイト、ソーヤーの3人は、それぞれ別の場所で“他のもの”に囚われていることに気付く。脱走を試みた結果、自分の置かれた状況が想像をはるかに超えた深刻さであることを思い知るジャック。一人監禁された部屋で、ジャックは元妻の恋人に異常な嫉妬心を燃やしていた過去を振り返る。
海岸のキャンプから2人の謎の死者が出た。犠牲になったのは、騙し取ったダイヤモンドに将来の夢を託し、シドニーから飛行機に乗ったニッキーとパウロ。ハーリーは、2人の死に仲間の誰かが関わっているのではと疑い始める。死因の手がかりを求めて2人の荷物を探っていたソーヤーは、以外にも“他のもの”の存在を匂わせるある物を発見する。そしてサンは、自分の誘拐に関する真実を知る。
ジャングルで打ち捨てられた車を見つけたハーリーは、車を修理しようとジンとソーヤーを誘う。皆の気晴らしが目的だと言うハーリーだが、実は自分自身を呪いから解き放ち、運を開いていくためでもあった。更に、自宅のガレージで大切にしていた古い車を直す父親の思い出も蘇る。その頃1人でジャックを連れ戻しに向かったケイトは、道の途中で思わぬ仲間たちに出会う。
ヨットの上でジャックからの連絡を待つサイードは、のろしを上げる場所を探していた。しかしサンの体調を心配するジンは引き返そうと反対する。フラッシュバックでは、ジンがサンの父親から、サンの浮気相手を始末するよう命じられていたことが明らかに。一方、反抗的な態度を取り続けるジャックに対し、ベンは意外なものを見せて”他のもの”への協力を促す。
ジャックの救出に向かったサイード、ケイト、ロックの3人は、驚くべき出来事に遭遇する。一方海岸では、ソーヤーが自分のいない間に皆がテントの中の物を勝手に持ち去ったと怒り出す。返してもらう条件として、ソーヤーはハーリーとの卓球の試合に挑むことに。フラッシュバックでは、パリのレストランで働くサイードの前に、復讐を企む人物が現れる。