もうひとつの世界で“考えられないほどの偶然が重なった”としか言いようのない不思議な事件が、連続して起こる。フリンジ･チームは被害者たちの共通点を発見するが、これ以上被害者を出さないために時間との闘いを強いられる。一方、ビショップ博士はブロイルズと組んである戦略を具体化し、オリビアは心臓が止まるほど恐ろしい幻と向き合っていた。
向こう側の世界へと向かうウォルターとオリビア。
ウォルターネイトはヘンリーの血液サンプルを使って、ピーターの遺伝情報を取り出し破壊装置を作動させようとする。目的は “もうひとつの世界の破壊”だ。一方こちらの世界では、異常現象が次々と発生。そんな時、こちらの世界で装置が勝手に動きだす。ビショップ博士は、向こうの世界との間で共鳴反応が誘発され、事態はもはや収拾がつかない域に達していることを知る。
もうひとつの世界で起こった連続誘拐事件が、ブロイルズに苦い記憶を思い出させる。彼の息子はかつて誘拐され、戻ってきた時には健康状態が悪化していたのだ。その話を聞きある事件を思い出したオリビアは、誘拐について詳しく調査するためあちらの世界へ向かう。オリビアはそこでヘンリーと再会するが、今までまったく知らなかった彼の一面を知り衝撃を受ける。
もうひとつの世界。空港ビルのトイレで、乗客の1人が体を虫に食い荒らされた無惨な姿で発見される。早速フリンジ･チームは捜査を開始するが、捜査が進むにつれ、虫を使ったワクチンの開発をしている男が容疑者として浮上する。一方、“もう1人の”オリビアが突然腹痛に襲われ救急車で運ばれるが、その原因は意外なものだった。
