春。瑞沢高校のかるた部5人は新入部員の獲得に励んでいた。しかし、入部届けを出しに来たのは太一目当てのかるた初心者の女子ばかり、中でも花野菫は太一に積極的な様子。千早はかるた強豪校になるためと言い放ち、自ら教育係をかって出る。
多くの新入部員が辞めていくなか、残ったのは花野菫と筑波秋博の2人だけ。しかも、菫はみだしなみと太一ばかりでかるたに集中していない。かたや、「下の句かるた」しか知らないという筑波はルールの違いから違反を繰り返す始末。個性的な後輩たちを相手に困るかるた部2年生だったが…。
いよいよ、高校選手権予選! 新入部員たちにとっては初めての公式戦。筑波がオーダーを書き変えてまで試合に出ようとしたことを受け、新入部員も試合に出ることに…。試合を通して、かるたの面白さに近づいていく新入部員たち。一方そのころ、新や詩暢も近江神宮へ向けて動き始めていた。
高校選手権予選準決勝の相手はなんと、白波会のエース坪口が教える朋鳴高校だった! 坪口の作戦で揺さぶられる瑞沢メンバーたち。集中を欠き苦戦をする太一は、部長として、選手としてチームを勝利へ導けるのか…。
決勝戦は瑞沢高校対北央学園。オーダー表でもめる北央だったが、前主将のアノ人が読手とわかり両校共に緊張が走る。様々な思いが交錯する中、東京都で1番強いチームをかけた試合が今始まる。
肉まんくんがまさかの束負け。不利な状況でも奮闘する瑞沢メンバーたち。力と力がぶつかり合う戦いは徐々にその枚数を減らしていく。瑞沢がそれぞれ自分の札しか見ていない中、北央はある作戦にうって出る。
瀬戸麻沙美
Chihaya Ayase
宮野真守
Taichi Mashima
細谷佳正
Arata Wataya
石塚運昇
Hidehiro Harada
安済知佳
Fuyumasa Tsukuba