そこには街がある。街には人がいる。彼女は街にいた。街には彼女がいた。街が見ているのか、街に見捨てられているのか。それはどこにあるのか、どこから来たのか。どこから来たのが彼女なのか、どこへ行くのが彼女なのか。これは一つの物語であり、空想であり、記録であり、覚えていた何かです。そういうものを、記憶と呼んでいます。第32回東京学生映画祭 入選作品