30歳を目前にした平凡な社会人 林北星は、長年付き合った恋人の展宇から結婚式直前に婚約を破棄されてしまう。現実を受け入れられない北星は最後の望みをかけ、約束していた結婚写真を撮影するために高校の制服を着て母校へ。そこで出会ったのはかつての同級生 張万森だった。帰宅後に違和感を覚えた北星は、自らが10年前に戻ってしまっていたことを知る。携帯メールの消去をきっかけに再びタイムスリップした先は、大学入学統一テストの前日だった。
過去に戻って統一テストでいい点を取り、人生をやり直そうと考えた林北星。2010年の統一テストの解答を丸暗記して過去の世界へ戻ろうとし、勤めている動物園の定例会議の日に、意を決した彼女は「クビになってもいいから過去へ戻ろう」とメールを消去。戻ったのは統一テストの2日前で、卒業写真を撮ることになっていた日だった。また、母親から聞いた10年前の灯台での事故が頭を離れず、同級生の張万森を追いかけ始める。