ぜつめつきぐしゅんっ。

ある日、ひとりぼっちで氷の上を歩いていたこどものシロクマしゅん。そこへ通りすがりのアジさんが心配そうに声をかけました。「どうした。しゅんとして」。氷が解けて住む場所が減ってしまい、困った様子のシロクマしゅん。二人が話していると、地響きと共に地面が揺れ、足元の氷が割れてしまいました。まだこどものシロクマしゅんは泳ぎがへたっぴ。突然のピンチにアジさんがとった行動とは――今、2匹の旅が始まる！

アジさんと一緒に世界を旅することにしたシロクマしゅん。氷が解けて暮らせなくなってしまった北極を後にし、新たな氷の大地を求めて、2匹の旅が始まりました。アジさんの特別な力で空を飛び、様々な場所を巡ります。しかし、アジさんの力も、ずっとは続きません。ついに力が尽き、落下したのはサバンナの大地。目を回してぐったりしている2匹の前に迫る影の正体とは？ 2匹はどうなってしまうのか!?

新しくゾウしゅんを仲間に迎え、シロクマしゅんとアジさん、ゾウしゅんは再び空に旅立ちました。目指したのは友だちになってくれる生き物がたくさんいる場所。アジさんの力が尽き、3匹がたどり着いたのは森の中でした。その森にはたくさんの生き物がいますが、みんなどことなく元気がない様子。友だちになったパンダしゅんに理由を聞くと、その森には住む場所を失った生き物たちが集まってきているといいます。さらに、最近は他にも不思議なことが起きていて――

森にいたのは、シロクマしゅんと同じように住む場所がなくなってしまった生き物ばかりでした。友だちが増えることは嬉しいけれど、たくさんの生き物が同じ場所に集まることで、ごはんが少なくなってしまう問題が起きてしまいました。お腹が空いたパンダしゅんのために、一同はごはんの笹を求めて森をさまよいますが、なかなか見つかりません。そこへどこからか音楽が聞こえてきました。音が鳴る方へ草むらをかき分けて行った先にいたのは？ そして彼らがたどり着いた答えとは？