ひびき

ひびき
40代前後のサラリーマンはよく働いている。平凡な生活を送っているのだが、小さい悩みが重なっていく。誰かとその悩みについて話したいのだが、なかなか誰もきいてくれない。同僚も友達も家族も自分らの悩みもあるので、彼の話は聞きたくない。ある日の夜、同僚から見放され落ち込んでいる。地下鉄を出たところの橋の上から、その下の線路を眺めている。振り向くと、誘導棒を持った交通警備員が何もせずに立っている。この人なら話を聞いてくれるかな。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021 ノミネート作品