ある朝、社宅で暮らす上条夏（長谷川京子）は主婦仲間からうわさ話を聞いた。友人でもある小牧莉絵（戸田菜穂）が、夫と息子を残して、恋人と家出してしまったのだ。家庭が何よりも大切と思う夏にとっては、信じられないことだった。そんな夏に莉絵から電話がある。悪びれた感じもなく、女として充実した時間を送っているという。ほどなくして、階下に若い男・佐伯龍（成田凌）が越してくる。夏の心の何かが、ざわめき始める…。[FICT](C)NHK／ホリプロ
夏（長谷川京子）は、隣に住むことになった龍（成田凌）の引っ越しを手伝う。龍は夏の夫・義行（鶴見辰吾）と同じ会社で働く一方、小さな劇団で役者をしていた。夏は、龍がかつてテレビドラマの脇役で出ていたことを思い出し、無邪気に盛り上がる。そんなあどけない表情を見せる夏に、龍は心をひかれていく。ある日、恋人と駆け落ちした莉絵（戸田菜穂）を見かける夏。家庭に戻るように夏は説得するのだが…。[FICT](C)NHK／ホリプロ
夏（長谷川京子）は、龍（成田凌）に思わずキスされ、罪悪感を抱く。なかったことにしようと心に決めるが、その後も龍から「会いたい」とメールが届く。無視しようと努める夏。そんなある日の夕方、激しい雨が降り、夏は傘を届けに夫・義行（鶴見辰吾）を迎えに行く。その帰り道、２人は雨宿りしている龍を見かける。龍に傘を差し出す夏。龍は義行が電話をかけるスキに、強引に夏の腕をつかみ、強いまなざしで見つめると…。[FICT](C)NHK／ホリプロ
龍（成田凌）を看病してからというもの、夏（長谷川京子）は龍のことばかり考えるようになる。髪形やメークにも気を配るようになり、次第にキレイになっていく夏。夫の義行（鶴見辰吾）も、そんな夏の変化に気づき始める。罪悪感にさいなまれ、やはり家族を裏切れないと、龍への思いを抑える夏であったが、外出した際に、業を煮やした龍に待ち伏せされる。戸惑う夏。そして、その姿を義行の部下・みどり（古畑星夏）に目撃される。[FICT](C)NHK／ホリプロ
龍（成田凌）の舞台公演に、夏（長谷川京子）は久しぶりにおしゃれをして出かける。龍のコメディータッチの芝居に大笑いする夏は、思い切り解放感を味わう。公演終了後、龍は夏を食事に誘い、その席で今晩は帰したくないとささやく。突然の言葉に動揺する夏は、席をはずしてひとり思い悩む。一方、自宅では夏の遅い帰りを、夫の義行（鶴見辰吾）が不審に思いながら待ち続けていた。[FICT](C)NHK／ホリプロ
義行（鶴見辰吾）に誘われ、夏（長谷川京子）と龍（成田凌）は３人で食事をする。その席で龍が本気で狙っている若い女性がいると語り、夏はショックを受ける。それからというもの何に対してもイライラしてしまう夏。そんなある日、龍から手紙が届く。デートの誘いだった。本命の女性がいるはずなのになぜ？ もやもやした気持ちのままデート当日を迎えるのだが、家族を残して行けるわけがない。その時、ある電話がかかってくる。[FICT](C)NHK／ホリプロ
