1999年7月12日、慶尚南道サジュ市。大雨の中、女子中学生イ・ギョンジンが派出所に駆け込み、「うちの浴室に誰かがいる」と訴える。警官に取り合ってもらえないまま帰宅したギョンジンはその夜から行方不明となり、彼女の母親は浴室で何者かに殺されてしまう。翌日、殺人現場に向かった凶悪犯罪捜査班の刑事チェ・ヒョンインはこの事件に何か引っかかるものを感じ、1人でギョンジンの家に行くが...。
ヒョンインはギョンジンが通っていたキョンチョン女子中学校とヨンドク塾を調べ始める。そして出張から戻ったギョンジンの父親を事情聴取すると、彼が娘からもらったというカセットテープに“1987年の毒ガステロの犯人は同級生チョ・ジェヨンの父親”という驚くべき内容が録音されていた。そんな中、ジェヨンの叔母チョ・ジョンヒョンは高校時代の友人が焼身自殺を図り、死ぬ間際にあるひと言を残したと言われ...。
ジェヨンがある日突然失踪し、森の中で携帯電話だけが見つかる。放送部の生徒3人は、ジェヨンと一緒にいた時に怪しいカセットテープが放送室の前に置かれていたことをヒョンインに告白するが、隠しておいたはずのそのテープは消えていた。そして学校の守衛はギョンジンが行方不明になる直前、雨に濡れて学校に来ていたことや“全てはあの女がしたこと”と漏らしていた事実をヒョンインに伝えるが...。
生徒たちの持って来たカセットテープと同じものがヨンドク塾で売買されていることを知ったヒョンイン。逃げようとした塾長のイ・ヨンドクを連行し事情聴取すると、終始落ち着かない様子で“ギョンジンは自殺した”とまだ誰も知らない事実を口にする。一方、ジェヨンがアルバイトのキム・ファンギュにさらわれる瞬間を見ていた親友のキム・ムンスクは、ジェヨンに口止めされていた“ある事実”をジョンヒョンに伝えに来るのだが...。
ジョンヒョンは高校生の時に見つけた不気味なビデオと、壁に書かれていた謎のマークが今回の事件と関連しているのではないかと思い、当時一緒にいた級友を訪ねる。しかしビデオの内容を覚えていたのはなぜかチェ・キョンジュだけだった。ヒョンイン刑事の相棒イ・シジョンと結婚していたキョンジュは、ビデオを見た日から今まで悪夢を見続けていると話す。そんな中、警察は特殊部隊と共にドクロ組のアジトを急襲するが...。
アジト急襲作戦の最中に片足を失うほどの重傷を負ったシジョン。相棒に大ケガを負わせたことで自分を責めるヒョンインは、この事件から手を引く決意をする。そして自分を引き止めるジョンヒョンに、妻が毒ガステロの犠牲者であり、犯人の家族と関わるのは苦痛だと正直な気持ちを伝える。事件が混乱を極める中、ジェヨンを連れ去ったファンギュが警察に自首をし、ヒョンインを呼べと言い出すが...。
ユ・ジェミョン
Choi Hyung-in
ハン・イェリ
Cho Jung-hyun
オム・テグ
Cho Kyung-ho
キム・セビョク
Im Se-yun
チェ・グァンイル
Im In-gwan