もーれつア太郎
桜吹雪と義理人情 ギャグをさかなにもーれつな日々「へーい、いらっしゃい! いらっしゃい! 奥さん、今日は大根が安いよ!!」 威勢の良いかけ声が、道行くおかみさん達の足をとめる。小さな町の八百屋「八百×」を一人で切り盛りする、ア太郎少年の声だ。粋でいなせで人情にもろいア太郎少年は、町のみんなの人気者。彼を取り巻く住民たちも、一風変わった魅力あふれる面々ばかりだ。父の×五郎は、事故で死んでしまったけれど、人間界へ戻ってきてしまった幽霊。ア太郎と弟分のデコッ八にしか姿は見えないものの、ぐうたらだけど大切な家族として「八百×」を中心とした町の暮らしを見守ってゆく。笑いあり涙ありの物語の中に描かれる人々の絆。義理と人情の小道をたどれば、懐かしい「八百×」の看板が、きっとあなたにも見えてくる。「天才バカボン」「おそ松くん」と並ぶ、赤塚不二夫の三大ギャグ漫画のひとつを、東映アニメーションが二度目の映像化。ニャロメやべし、デコッ八やケムンパスといった個性的かつ魅力たっぷりのキャラクターたちを、佐藤順一や幾原邦彦、梅澤淳稔といった名だたる演出家が現代の世の中に蘇らせてみせた。下町を舞台に、ハチャメチャで痛快なギャグと人情味たっぷりの人間ドラマが、生き生きと繰り広げられる。ノスタルジーと共感を笑いで包んだ、お茶の間エンターテイメントの決定版だ。
