アフロ田中
生まれつき母親譲りの強烈な癖毛だったため、小さいころはいじめられる毎日を送っていた田中広(賀来賢人)。しかしあるとき、開き直って伸ばした癖毛はみごとなアフロヘアに進化。それからは、その見た目のインパクトから、田中は“経験豊富”“ケンカが強い”と勘違いされて学生時代を過ごしてきた。しかし実際はいまだに女性とキスもしたことがない童貞男。そんな田中は22歳のとき、クビになった会社の社長から仕事を紹介され上京を決意する。東京のトンネル工事会社に就職した田中は、毎日肉体労働に励み、銭湯で汗を洗い流し、ビールを飲むという健全な毎日を過ごしていた。そんなある日、田中は寮に住む班のリーダー鈴木(小澤征悦)から合コンに誘われる。会社の先輩の西田(松尾諭)や同い年の高橋(白石隼也)とともに、いざ丸の内のOLとの合コンへ。そこにやって来たマキ(夏帆)と、田中は運命的な出会いをする。