富士スピードウェイに、風変わりな青年が現れた。彼の名は轟鷹也。レースに参加すると、ポンコツにしか見えないマシンでトップに躍り出る。しかし一瞬の油断からマシンはスピン、ガードレールに叩きつけられてリタイアしてしまう。すべてをかけたマシンが灰になり、鷹也はレーサーへの道をあきらめるのだが…。
病室に突然現われた仮面の外人に案内され、鷹也は香取モータース社長の別荘へとやって来た。しかし事故によって自信を失ってしまった鷹也は、512BBやカウンタックといったスーパーカーを眼にしても、「車ギライになった」と、すず子や半五郎に悪態をつく。はたして仮面の外人は、鷹也に一体何を伝えようというのか?(C)東映アニメーション
鷹也は別荘の地下で、カトリスーパーロマンというテストカーを見つけた。魅了された彼は、事故のショックも忘れ、いつの間にか子供のようにはしゃいでいた。その姿を見たすず子は、彼に自信を取り戻してもらうためにわざと挑発し、マシンを走らせるように仕向ける。そして鷹也は、スーパーロマンのハンドルを握る。(C)東映アニメーション
事故の後遺症から立ち直れない鷹也は、思わぬミスからテストカーのスーパーロマンを壊してしまった。修理代として、鷹也はスーパーロマンの優秀さをアピールするため、アルペンラリーに参加することになる。しかし普通のレースと勝手が違うラリーに苦戦。そのうえ鷹也をおとしめようと、スッポンたちが罠を仕掛けてきた!(C)東映アニメーション
スッポンたちの悪巧みに、思わぬトラブルが加わり、鷹也は40分もの時間をロスしてしまう。さらにすず子が高熱を出し、徹夜で看病することになってしまった。翌日、鷹也は元気を取り戻したすず子を乗せて猛追をかけるが、またしてもスッポンの仕業でエンジンが炎に包まれる。助けに現れたのは、バイクに乗った謎の男だった。(C)東映アニメーション
レースに敗れた鷹也は、借金を返すために伯父夫婦の経営する魚屋を手伝っていた。そこに仮面の外人から、借金返済を督促する電話がかかってくる。最先端のF1マシンの並ぶモーターショーへと足を運んだ鷹也は、すず子と半五郎に再会。姿を現わした覆面の外人は、鷹也を香取モータースの社長に引き合わせる。(C)東映アニメーション