エピソード2
荒ぶる森の王
ムティカパによって、次々と村人たちの命が奪われていく。そして翌晩もムティカパは現れた。静かになった頃合いを見計らい青年が様子を窺いに行くと、村人を喰らうムティカパが! 青年をかばうエルルゥと共ににらみ合う形になるが、気まぐれか、ムティカパは去っていく。拡大していく被害を前になす術のない住人たち。だが、青年があることに気付く。勝機が見えた青年はムティカパの退治を村人たちに提案する。罠へと誘導し、弱点をつくのだ。それには囮となる者が必要だった。青年は自ら担う気でいたが、テオロが手をさしのべてくれた。―全てが終わり、彼は山里に迎えられたことを実感していた。そして、「ハクオロ」の名が。
23分 · 2006年4月11日
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