9年間も英語教師として勤めた私立高校で、勢いで出した退職届をあっけなく受理されてしまった井野真々子 (長谷川京子) は、限定スイーツを手に入れるためデパ地下で行列に並んでいたところ、目の前で怪しげなアロハ姿の男に横取りされてしまう。大憤慨する真々子に対し、その男は「ケーキひとつで目くじら立てるなんて、おとなげない」と悪びれもしない。
転職アドバイザーとして新たに人生のスタートを切った井野真々子 (長谷川京子) は、友人の結婚式の二次会で山口彬裕 (忍成修吾) という年下男性に話しかけられ、まんざらでもない。翌日、その山口が突然、真々子の職場“ライフパートナーズ社”を訪ねて来たからビックリ! 実は、山口は転職を考えており、相談を持ちかけたくて二次会で声をかけてきたのだった。山口の真意を知って、真々子は内心ガックリ。
新人転職アドバイザーの井野真々子 (長谷川京子) は、転職を希望する一流商社勤務のOL・北川久美子 (櫻井淳子) の担当となる。一部上場企業の総合職に限定して転職先を探している久美子は、真々子が新人だと聞いたとたん、「余計なアドバイスは不要。事務的な処理だけやって」と高圧的に言い放ち、真々子は憤る。
井野真々子 (長谷川京子) の高校教師時代の教え子で、現在、同じライフパートナーズ社でアルバイトをしている浪人生の江村夏生 (中村蒼) が、今年は大学を受験しないと言い出した。夏生は「“なんとなく”で受験するのは嫌だ」といい、真々子の「とにかく願書だけでも出せ」という説教にも、聞く耳を持たない。
井野真々子 (長谷川京子) は、営業の仕事で手一杯の同僚・田口僚太 (ウエンツ瑛士) から、ある求職者の担当を引き受けてくれないかと頼まれる。その転職希望者は、中堅の印刷会社“ナミキ印刷”に勤める若手経理マン・内藤浩也 (長谷川朝晴)。さっそく面談した真々子に、内藤は、実はナミキ印刷が倒産しそうな状況であることを打ち明ける。
井野真々子 (長谷川京子) は、経営戦略部にアドバイスを頼まれた上司の海老沢康生 (生瀬勝久) のお供でテレビ局を訪れ、アナウンサーの松沢美奈 (小沢真珠) に紹介される。取材を通じて、海老沢と美奈は以前からの知り合いらしかった。美奈は看板番組『ニュースポジション』のキャスターとして注目を集める存在だったが、先日、降板が決定。それを機にフリーアナウンサーに転身することを発表したばかりだった。