1997年12月19日、韓国の次期大統領を決める投票が行なわれた。時を同じくして、裏社会では夜のボスを決める戦いが繰り広げられていた。その戦いに勝ったデボンとカルナルは組織を離れ、記憶喪失となった敵のボス、ホングとともに時効成立まで身を隠して暮すことに。彼らは伝説のヤクザ「血の火曜日組」と呼ばれた。しかし3人は生きていくため、体を張ったショーで生計を立てなければならない状況に追いやられる...
デボン、カルナル、ホングの3人は「全国民苦情処理委員会」という名の興信所を構えることにする。そしてそこに突然訪ねてきた男に赤ん坊を預けられるのだが、ホングは記憶喪失のためその男がキム・ボスだということに気づかない。3人はどうにかその赤ん坊を捨てようとするが、カルナルはその道中に偶然ヤクザに襲われているソウル地検のチョン・ドヒ検事に出くわし、彼女を助けることになるが...
デボン、カルナル、ホングの3人は、泣く泣く赤ん坊を病院に置き去りにする。しかし興信所を訪ねてきたキム・ボスの弁護士から、赤ん坊の面倒を6ヵ月間見るという条件で3千万ウォンを受け取る。赤ん坊は警察に保護されていたが、3人は逃亡中の身であるため素性をバラすわけにはいかない。どうにか赤ん坊を連れ戻し事なきを得るが、3人は育児などしたことがあるはずもなく四苦八苦する。一方、ソウル地検にはキム・ボス失踪の情報が届き...
チョ・ピョギはキム・ボスの息子と一緒にいるというデボンたちを血眼になって探している。チョ・ピョギはデボンたちがいるであろう町でたまたま出くわしたペレンイたちを、デボン探しに使おうとする。一方で興信所には「血の火曜日組」に憧れているという高校生のハンピョが訪ねてきていた。構成員を志願するハンピョをデボンは最初こそ拒否するが、ゴールドカードを持っているほどの金持ちの息子だと知るやすぐに受け入れることにする。
赤ん坊がファロー四徴症という先天性の心臓病にかかっていると知ったデボンたちは、手術費用の1千万ウォンを工面しようと必死になっている。デボンはボクシングジムのスパーリングパートナー、カルナルは明晰な頭脳を生かしカジノでポーカーを、ホングは当たり屋になってどうにか金を稼ごうとするがどれもうまくいかない。そしてホストクラブで働き出したカルナルを、デボンとホングはヤクザのプライドを捨てたと非難するが...
赤ん坊は無事に手術を終え、健康な体を取り戻すことができた。デボンは赤ん坊にチョルスと名付ける。チョルスとはデボンが昔の恋人との間にできた子に付けようとしていた名前だった。一方でチョ・ピョギたちは中国から殺し屋を呼びデボンたちを始末しようとするが、「血の火曜日組」がそう簡単にやられるはずもなかった。そして殺し屋はチョルスの誕生パーティーにまで乗り込もうとするが...