料理教室にゲスト講師として招かれたヘンリーは、そこで生徒として参加していた美人刑事マギーと出会うが、お互いの第一印象は最悪なものだった。翌日ヘンリーは、レストラン「シェ・デュケット」のオーナーで友人のピーターとその姪ポーリーンから、レストランへの妨害工作の相談を受け、記念ディナーでの調査を依頼される。ディナーの最中、突然、報道番組記者のイアンが立ち上がり、衝撃の事実を暴露しようとしたその時、彼は突然倒れ、死亡する。
6年前、イギリスでジョギング中の男性が、水筒の水を飲み謎の死を遂げていた―。年月が過ぎ、その事件が世間から忘れ去られた現在、ヘンリーは、マギーをグルメ・カンファレンスに誘う。パーティが始まり、シェフ、マイケルと、レストランオーナーのエリック、そしてジャーナリストのキャスリーンは、ヘンリー達と談笑をしていた。その日の夜、ホテルの部屋に戻ったヘンリーは、バルコニーからミネラル・バスに浮かぶキャスリーンの遺体を発見する。降りて駆けつけると、遺体は消えており、ヘンリーとマギーは秘密裏に捜査を開始する。
マギーとヘンリーがリストランテ・カルメラズで食事をした翌朝、レストランの経営者レオが強盗に撃たれ病院に搬送された。発見したのは妻のクローディアだった。マギーとヘンリーは前夜、レオ夫妻から1週間前に店に赤いスニーカーを履いた強盗に入られた話を聞いていた。ほどなくして、病院で昏睡状態にあったレオが心臓発作で死亡。不可解な死に、マギーはレオの死が他殺であると考える。強盗ではなく、殺人事件としての捜査に切り替え、マギーとヘンリーは、レオに近しい人物に捜査の手を伸ばしていく。
富豪のウェストン家では、毎年夏の祝祭パーティー用メニューの監修をヘンリーに依頼していた。当主デビッドの誕生会に招待されたマギーとヘンリーは、デビッドの実子ダグラスとフェリシティ、そして再婚相手の連れ子であるケンとアンジェラに会う。しかし、パーティーの余興で、空砲のはずの銃によってケンが死んでしまい、事件に巻き込まれる！！
有名レストランで使われていたという貴重なレシピ本が発見され、オークションにかけられることに。マギーと一緒にオークションに参加するが、本は既に売却済みとなっていた。さらに、このレシピ本をめぐって殺人事件が起きてしまう…
