極サギ

仲介人詐欺に遭い一文無しの新人弁護士･優子 (恒吉梨絵)。なりゆきで飛び込んだそこは、ヤクザ顔負けの強面弁護士･霧島烈導 (竹内力) が開く弁護士事務所だった。ある日、NPO団体を名乗る滝本 (本宮泰風) から投資詐欺で1000万騙し取られた老人が尋ねて来る。調べてみると、滝本のバックには元･黒龍会の宇田川 (金山一彦) がついているのだった。「詐欺で奪われた金は、詐欺で奪い返す」。霧島と詐欺集団の知能戦が今、幕を開ける!!

闇社会のトラブルシューターとして名を轟かせた弁護士･霧島烈導 (竹内力)。かつて自分を逮捕した刑事･五十嵐 (ダンカン) の依頼により結婚詐欺疑いのある女･君枝を追う事となる。しかし、探れば探るほど出てくる情報は偽装と嘘ばかりだった。そんな中、調査に出ていた優子 (恒吉梨絵) の前に“自分が君枝だ”と名乗る女が現れる。困惑する霧島と二人の君枝――隠された謎が今、暴かれる!!

霧島烈導 (竹内力) のもとに、千元 (遠野なぎこ) という霊媒師から多額のお布施を騙し取られたと相談者が現れた。霧島は早速仲間たちに探らせる。千元は信奉者を詐欺行為で集い、新興宗教法人を立ち上げようと画策していた。霧島は法人資格売買を仲介できる僧侶として千元のもとへと乗り込んでいく。

街のヤクザ･警察を手中に収めた闇金･宇田川 (金山一彦) のメインのしのぎである貧困ビジネス。その実態は、困難な生活に苦しむ人々を使った、臓器売買･人身売買をも厭わぬ仕事の斡旋を計るものであった。犠牲者である母子の依頼により、最大の敵である宇田川を仕留めるべく動き出す霧島 (竹内力)。しかし、莫大な金を動かす宇田川の力は警察上層部にまで浸食しているのであった…。