イプロン星系を統治するエドン国皇太子ミト王子は、父王の命令で、身分を隠し、統治する星々を訪ねる旅に出発した。お供は、スケード、カークス、シノブの3人。開放感いっぱいの王子は、最初の訪問地バードランド星に向かう最中、2体のロボットに追われる少女を助けるが……
ご法度と知りながらも領主の横暴をエドン国に直訴しようとした少女アニタ。王子は彼女の村を訪ねるが、なんと役人たちの作業用ロボットが、ダイヤモンド鉱山開発の名目で家々を破壊していた。悪徳商人と組み私服を肥やそうとする領主に、最強ロボ・ダイオージャが裁きを下す!
恐竜の星・デュアル星では、恐竜が家畜として人々に愛されていた。ミト王子が知り合ったロコ少年の父デルは、恐竜たちを密猟者から守るパトロール中、局長発行の証明書で偽装した密猟者の銃を拾う。だが局長ギルは、デル、そしてミト王子まで密猟者と決め付け捕えようと迫る!
工業都市スティル星で、宇宙船工場を見学するミト王子一行。工員たちは、恵まれた環境と妻子の愛情に支えられ、余裕で働いているように見えたが、好奇心から工場の作業場へ入り込んだ王子は、虫けらのように扱われる工員たちの実態を目の当たりに。王子一行の身に危機が迫る!
芸術の星、ミケラン星の領主・モンクは、何より己の芸術が大事。王子が出会った少女ケリーの家の玄関はモンクの作った彫像でふさがれていた。芸術性をさらに高めるためと、ケリーの両親にとんでもない命令を出すモンク。生きた人間を彫刻に? 余りの愚かさに一行の怒りが爆発!
シーランド星で、王子一行は特産の錦鯨をトレーラーごと盗んだ少年トムキンと出会う。強欲な網元と水産庁長官が、錦鯨を独占。貧しさに喘ぐ漁師達に、更なる錦鯨漁を迫る実体を知り、病床にあるトムキンの父に代わり錦鯨を獲ると宣言した王子は、なんとエースレッダーで海へ…。