サイレント・ヴォイス

マルチ商法で荒稼ぎする男が殺された。複数の目撃者がある男を犯人だと同様に話すことに疑問を持った楯岡絵麻は事件を洗い直し、関係者に大学時代の恩師・占部亮寛の名前を見つける。

行動心理学で嘘を見抜く女刑事・楯岡絵麻が取り調べるのは、数々の事件を解決してきたエリート捜査官・宮出。捜査中に強盗殺人犯を正当防衛で射殺し、警察全体が彼に同情的ななか、絵麻は事件に裏があるとにらむ。

ロックミュージシャン・恭司が薬物の過剰摂取により、遺体で発見される。絵麻が敏腕音楽プロデューサーで彼のマネジャーでもある岡村から事情を聞くと、岡村は恭司の死に関して嘘をついていることがわかり…。

ゴーストライターの疑惑がある耳の聞こえない天才音楽家・小比類巻美鈴を追っていたジャーナリストが遺体で発見される。絵麻が殺人の容疑で小比類巻から事情を聞くと、彼女はゴーストライターの存在を認めるが…。

地下アイドルとして活躍する人気グループ・さくらんぼアーミーのメンバー・くーにゃんが何者かに殺害される。容疑者は熱狂的ファンの吉村という男だが、絵麻はメンバーのマイマイこと星野舞を取り調べる。

絵麻は、あるホステス殺人事件に関する参考人として人気棋士・丹羽三善から聞き取りをすることに。すると、丹羽はちょっとした嘘をつき、絵麻は彼を犯人とにらむが、鉄壁のアリバイがある丹羽は無罪を主張する。