女性経験ゼロの主人公、今河駿。30歳の誕生日の夜、独り自分を慰めようとした時、突然、目の前に人影が。それは性愛の神クピドを名乗る大五郎という男だった。大五郎は今河に「童貞を捨てさせるために天界よりきた」と告げる。30歳で童貞だと魔法使いになるという都市伝説は本当だったのか…?
今河は無理やり「脱・魔法使いレッスン」を大五郎から受けていた。今河の前に、見知らぬ少女が現れたと思いきや、それは大五郎の弟、マカロンであった。結局、二人のクピドと暮らすことになった今河。そんな中、出会いのために通い始めた英会話教室で安藤なつに出会う。うかれる今河だが現実は厳しいものだった…。
安藤に玉砕して落ち込む今河。だが、大五郎とマカロンの話では、まだ今河は脈アリだと言う。先ずはメアドをゲットせよという大五郎の指令を受けて、勇気をふりしぼって行動をおこす今河。安藤にメアド交換を申し込むと、意外にもあっさりOK。予想外の展開に色めきたつ今河たち。今度は安藤をデートに誘い出すことに…。
今河と安藤は映画館で初デート。映画が終わった後、大五郎に教わった通りに今河は安藤を食事に誘うが、安藤は帰ってしまった…。なぜ?と落ち込む今河。実は、安藤も異性と付き合った経験がなく30歳で処女であったのだ。安藤のもとにも姉妹のクピド、ぴぃちゃん&くぅちゃんが天界より舞い降り、女同士の過激な授業をしていた。
二度も安藤にふられた今河はヤケになるが、安藤のことが忘れられないという。大五郎のアドバイスにより、今河は3ヶ月間、男磨きの期間とすることに。一方、フッてしまった安藤だが、今河のことは嫌いでは無いと、ぴぃちゃんらに告げる。男性のことが分からず「怖い」のだと…。一生、処女のままでいいと安藤は泣き…。
3ヶ月間の自分磨きの旅から戻った今河は、意を決して再度安藤に告白をするために安藤を呼び出す。今河のあとをつけてきた大五郎は、安藤に付き添ってきたぴぃちゃんとくうちに遭遇。どうやら大五郎とぴぃちゃんは因縁の仲らしい…そうこうしているうちに、告白した今河に、安藤が人を強烈に拒絶する時に展開する「AKフィールド」を炸裂させていた。