どこにでもいるごく普通のアメリカ人夫婦、フィリップとエリザベス。実は彼らは一般市民に成りすましたロシア人の工作員だった。アメリカに寝返った元KGB将校の拉致任務を命じられた2人は、引き渡しに失敗。ひとまず拉致した男を自宅に監禁するが、そんな折、近所にFBI捜査官のスタンが越してくる。
国防長官の部屋へ盗聴器を仕掛けるため、国防副次官の妻アンヌリーズに接近。彼女の情報から、部屋に盗聴器が仕掛けられそうな置時計があることがわかる。そしてエリザベスたちはメイドのヴァイオラに目をつけ、息子の命と引き換えに、部屋の時計を盗ませる。
ロバートに妻がいたことが判明し、彼女と会うことを決意するフィリップたち。グレゴリーの働きにより、FBIの監視をかいくぐって接触に成功したところ、彼女はロバートの活動のことを何も知らない様子だった。フィリップたちは本部の指示を待つことにする。
レーガン大統領が撃たれ、狙撃犯が逮捕される。米当局はKGBが関与しているのではないかと疑うが、証拠はあがらない。一方、ソ連側はアメリカでクーデターが起きたと考えていた。フィリップとエリザベスは国防長官宅に仕掛けた盗聴器により、核のボタン“フットボール”について話されていたことを知るが…。
FBIはKGBの協力者“ウダチャ”の情報を入手し、捕らえようと画策する。エリザベスとフィリップはそれを阻止するため、FBIの通信暗号コードを盗む任務を任される。2人は暗号化装置を積んだFBIの車を狙う。
暗号解読にまつわる動きがFBIに筒抜けだった経緯から、KGBに内通者がいるらしいと判明、フィリップはマーサを訪ねようとする。しかしフィリップとエリザベスはそれぞれ何者かに拉致されてしまう。一方、ニーナに接触したスタンは、脱出したいと彼女に迫られる。
ケリー・ラッセル
Elizabeth Jennings
マシュー・リス
Philip Jennings
ノア・エメリッヒ
Stan Beeman
ホリー・テイラー
Paige Jennings
カイドリック・セラティ
Henry Jennings