ショーナ・フォルデは2009年、ラウル・フローレスと彼の娘・ブリセニアの殺害に関わったとして有罪となった。彼女は死刑判決を受け、現在はアリゾナ州の監房で死刑執行を待っている。ショーナ、彼女の家族、捜査関係者、専門家など、この事件に携わった人々が、自分たちの人生がどのような影響を受けたかを振り返る。
2009年、フロリダ州で女性を誘拐し殺害したとして、被害者の夫と彼の元交際相手のエミリア・カーが逮捕される。当時エミリアは妊娠7ヵ月半だったが、IQの高さなどを理由に事件の首謀者とみなされ、死刑を宣告される。上訴するも州最高裁は死刑判決を支持。しかしその後、州の法律が改正され、判決は覆ることになる。
テキサス州で、生後わずか3日の新生児とその母親が誘拐される。新生児は無事に保護されたものの、母親は遺体で発見される。容疑者として浮上したリンダ・カーティは、誘拐と殺人の罪で有罪となり死刑判決を受けるが、リンダ本人は無罪を主張。さらにあることを発端に、事件は国際的な論争へと発展することになる。
1988年、ある覚醒剤中毒の女性が行方不明になるが、直前まで一緒にいた目撃者は警察に通報した後、身の危険を感じて口を閉ざしてしまう。数年後に3人が逮捕され、ケリー・リン・ダルトンが主犯格とみなされ死刑判決を受ける。しかし州では死刑執行を一時停止しているため、彼女は死刑囚として収監され続けることに。
1998年にカリフォルニア州の住宅で4人の子供が亡くなる火災が発生。通報したのは母親のサンディ・ニエベスだったが、その言動には不可解な点が多く、数々の証拠から彼女が放火したと断定され死刑判決を受ける。しかし判決を不服としてサンディは上訴。本人の電話インタビューや友人たちの証言から、彼女の人物像に迫る。
12人の子供を持つメリッサ・ルシオは、2歳の娘を虐待し殺害した罪で死刑判決を受ける。しかし事件に違和感を覚えた他の子供たちは、母親が不当な扱いを受け、虚偽の自白に追い込まれたとして、無罪を訴える。執行が14週間後に迫る中、弁護士や支援団体と共に必死の活動が続く。果たしてメリッサの死刑執行は停止されるのか?
Dan Messina
プロデューサー