小公子セディ
ニューヨークで貧しいながら父と母と幸せに暮らしていたセディ。ある日セディはクラスメイトのエリックが母親の薬代を稼ぐためにタバコを売っていることを知る。
ジェイムズは、父が病で倒れてイギリスに一人で帰ってきてほしいと連絡を受けていた。ジェイムズはイギリスに帰ることを断り続けていたが、自分のおじいさんが病気だと言うことを知ったセディは、みんなでお見舞いに行こうと言い出す。
イギリスのロンドンにやってきたセディ。しかし、ジェイムズの父、ドリンコート伯爵はジェイムズ以外とは決して会おうとはしなかった。
イギリスから戻ったジェイムズは、編集長から借りたお金を返すために必死に働く。一方おじいさんの病気を心配するセディは、早くおじいさんが良くなるようにと励ましの手紙を出す。
医者のガストン先生の診断の結果、ジェイムズは心臓を悪くしていたことがわかった。しばらくしてジェイムズの体も少し回復し、セディとの約束の釣りにでかける。
ジェイムズの葬式が終わってからも、セディは父が亡くなったことで友達に心配させないようにと明るく振る舞う。しかし、どうしても父との思い出がよみがえり、悲しみから立ち直ることができないでいた。